沖縄の清潔な海の生息し、美しい珊瑚礁を形成しているサンゴ。そのサンゴの骨格が何千年、何万年もの歳月をかけ、波の作用で破壊されて生じた破砕物が海底に堆積し、砂状になったものを「風化造礁サンゴ」と呼びます。風化造礁サンゴは、イオン化しやすい炭酸カルシウムを主成分とした23種類以上のミネラルを含有しています。天然資源の中でサンゴは最も多くのミネラルを含有している素材なのです。また、無数の微細孔が存在するため抗菌性も優れ、表面が大きく、浸透性・保水性にも優れています。沖縄の先人たちはこの特性を利用して、井戸水や雨水の浄化に、水はけがいいので建築物や道路用資材に、また天然のミネラルを多く含んでいるので料理にも役立てました。
サンゴは、海水からカルシウムやマグネシウムを主としたミネラルを取り込んで骨格を形成します。とくに美しい海で育った天然のサンゴは、人間が健康に生きていくために必要なカルシウムやマグネシウムをはじめとしたさまざまなミネラルを豊富に含んでおり、この点が優れた特徴になります。
サンゴカルシウムの原料は、風化造礁サンゴ粒です。これは沖縄の美しい海に産まれた造礁サンゴが何千年、何万年もの長い年月の間に波で浸食されて風化し、細かい砂状になって海底に堆積されたもの。その風化造礁サンゴを沖縄県の許可を受けて計画的に採取しているため、自然破壊には全くつながりません。